PR

【エビオス錠とビオスリーは併用できる?】効果と注意点を解説

エビオス錠とビオスリーの成分や効能の違いを比較するイメージ セルフケアと習慣化
kokoronote:イメージ画像
記事内に広告が含まれています。

こんにちは。こころノートの編集者です。

エビオス錠とビオスリーは、どちらもおなかの調子を整える製品というイメージがありますよね。そのため、便秘や軟便、胃もたれ、食欲不振などが気になるときに、どちらを選べばよいのか迷う人も多いかなと思います。

ただし、エビオス錠とビオスリーは、主成分や働き、認められている効能が異なります。エビオス錠は胃もたれや消化不良、食欲不振、栄養補給などを目的とした製品で、ビオスリーは便秘や軟便、腹部膨満感など、腸内環境や便通の悩みに使われる整腸剤です。

また、エビオス錠とビオスリーを一緒に飲めるのか、副作用や飲み合わせに注意が必要なのかも気になるところですよね。食後や寝る前などの飲むタイミングに加えて、妊娠中や授乳中の人、子ども、高齢者でも使用できるのか、事前に確認しておきたいことは少なくありません。

ビオスリーには、市販のビオスリーHi錠やビオスリーHのほか、医療機関で使われる配合錠、配合散、配合OD錠があります。さらに、エビオスブランドにも、通常のエビオス錠とは成分や効能が異なるエビオス整腸薬があるため、商品名だけで判断すると混同しやすい部分です。

この記事では、エビオス錠とビオスリーの成分や効能の違いをはじめ、症状に合わせた選び方、併用や飲み合わせの注意点、正しい飲み方まで分かりやすく整理します。どちらが強いかで比べるのではなく、あなたの悩みに合う製品を選ぶための参考にしてください。

  • エビオス錠とビオスリーの成分と効能の違い
  • 便秘や胃もたれなど症状別の選び方
  • 併用や飲み合わせで注意したいこと
  • 妊娠中や子どもが使う場合の確認点

エビオス錠とビオスリーの違い

乾燥酵母のエビオス錠と生菌整腸剤ビオスリーの働きの違い

kokoronote:イメージ画像

エビオス錠とビオスリーは、主成分も承認されている効能も異なります。まずは製品の基本を整理して、便通の悩みと胃の不調を分けて考えていきましょう。商品名や口コミの印象ではなく、何が含まれ、何を目的に使う製品なのかを見るのがポイントです。

主成分と働きの違い

エビオス錠の主成分は、ビール醸造に使われる酵母を精製して乾燥させた乾燥酵母です。15歳以上の1日量30錠中に、乾燥酵母が7125mg含まれています。指定医薬部外品に分類され、弱った胃腸の働きを助けながら、酵母由来の栄養成分を補うことを目的とした製品です。

エビオス錠の酵母は生きた菌ではない

ここで押さえておきたいのは、エビオス錠に入っている酵母は生きた酵母ではないことです。メーカーの説明では、熱処理によって酵母の細胞壁を壊し、細胞内にある成分の消化性や吸収性を高めた乾燥酵母が使われています。

そのため、エビオス錠を飲んだからといって、酵母が腸内で増殖したり、体内で発酵したりするわけではありません。ビオスリーのように生きた菌を摂取する生菌整腸剤とは、成分の性質も作用の考え方も異なります。

乾燥酵母には、ビタミンB群、アミノ酸、たんぱく質、食物繊維、ミネラル、核酸などの酵母由来成分が含まれています。ただし、含まれる栄養成分だけを見て、一般的なマルチビタミンや食事の代替品と同じように考えるのは適切ではありません。エビオス錠は、あくまでも胃腸症状や栄養補給など、認められた効能に沿って使う製品です。

ビオスリーは3種類の活性菌を配合

一方、ビオスリーHi錠は、酪酸菌、ラクトミンである乳酸菌、糖化菌という3種類の活性菌を配合した整腸剤です。15歳以上の1日量6錠中に、酪酸菌150mg、ラクトミン30mg、糖化菌150mgが含まれています。

3種類の菌は、まったく同じ場所で同じ働きをするわけではありません。糖化菌は主に小腸で働き、乳酸菌やビフィズス菌などの有用菌が増えやすい環境をつくります。乳酸菌は小腸から大腸で働き、乳酸をつくりながら腸内環境を整え、酪酸菌の増殖にも関わります。

酪酸菌は主に大腸で働き、酪酸を産生します。メーカーでは、酪酸が大腸のバリア機能に必要な粘液の分泌を促すと説明しています。つまり、ビオスリーの特徴は、ひとつの菌だけに頼るのではなく、3種類の菌が互いに関わる共生関係にあります。

ただし、菌を含む製品だからといって、飲んだ人全員の腸内環境が同じように変化するわけではありません。もともとの腸内細菌、食生活、年齢、睡眠、ストレス、服用している薬などによって体感には差が出ます。

比較項目 エビオス錠 ビオスリーHi錠
主成分 乾燥酵母 酪酸菌・乳酸菌・糖化菌
成分の性質 熱処理された酵母 3種類の活性菌
主な方向性 胃腸機能と栄養補給を支える 腸内環境と便通を整える
主に意識する症状 胃もたれ・消化不良・食欲不振 便秘・軟便・腹部膨満感
生菌製剤か 生菌製剤ではない 活性菌を含む生菌整腸剤
製品区分 指定医薬部外品 指定医薬部外品

エビオス錠は乾燥酵母による胃腸・栄養補給寄り、ビオスリーは3種類の生菌による整腸・便通寄りと考えると、違いをつかみやすいですよ。

エビオス錠の成分や効能、用法・用量は、メーカーが公開している一次情報で確認できます。製品のリニューアルなどで表示が変わる可能性もあるため、購入時は手元の容器や添付文書も確認してください。(出典:アサヒグループ食品「エビオス錠」公式製品情報)

効果と効能を症状別に比較

エビオス錠とビオスリーを比較するときは、口コミで感じた効果よりも、まず製品に認められている効能を確認するのが基本です。体感には個人差がありますが、承認された効能は製品を選ぶための重要な基準になります。

エビオス錠の効能

エビオス錠の効能には、胃もたれ、消化不良、胃部・腹部膨満感、食べすぎ、飲みすぎ、胸やけ、胸つかえ、吐き気、嘔吐、胃弱、食欲不振などがあります。加えて、栄養補給、栄養障害、妊産婦・授乳婦、虚弱体質者の栄養補給も含まれます。

この効能を見ると、エビオス錠は便を直接出すための製品というより、食後の胃の重さや胃の働きの低下、食欲が落ちているときの栄養補給を意識した製品だと分かります。

食べすぎや飲みすぎ、二日酔いや悪酔いによるむかつきも効能に含まれますが、アルコールの分解を早めたり、飲酒による健康被害を防いだりする製品ではありません。エビオス錠を飲めば多量に飲酒しても問題ない、という意味ではないので注意してください。

ビオスリーHi錠の効能

ビオスリーHi錠の効能は、整腸、便秘、軟便、腹部膨満感です。便秘と軟便は反対の症状に見えますが、どちらも腸内環境や腸の動きの乱れと関係して起こることがあります。

ビオスリーは腸を強く刺激して便を出すのではなく、腸内フローラを整えることで、正常な便通へ近づけることを目指す製品です。そのため、便秘にも軟便にも効能が認められています。

ただし、感染性胃腸炎、食中毒、薬の副作用、炎症性の病気などによる下痢を、市販の整腸剤だけで治せるとは限りません。高熱や強い腹痛、血便を伴う場合は、原因の確認が優先です。

腹部膨満感は両方に共通する

エビオス錠とビオスリーHi錠の両方に含まれる効能が、腹部膨満感です。腹部膨満感とは、おなかが張る、ガスがたまったように感じる、苦しいといった状態を指します。

同じおなかの張りでも、食べすぎや消化不良の後に胃のあたりが重いなら、エビオス錠の効能に近い可能性があります。一方、便秘や軟便と一緒に下腹部が張るなら、ビオスリーHi錠の対象に近いかもしれません。

ただ、おなかの張りだけで原因を正確に判断するのは難しいです。腹部が硬く張っている、痛みが強い、便もガスも出ない、嘔吐を伴うといった場合は、腸閉塞など緊急性のある状態も否定できません。市販品で様子を見ず、早めに医療機関へ相談してください。

気になる症状や目的 基本的な選択肢 考え方
胃もたれ・消化不良 エビオス錠 承認効能に含まれる
食欲不振・胃弱 エビオス錠 胃腸と栄養補給を意識する製品
食べすぎ・飲みすぎ後の不快感 エビオス錠 効能に含まれるが飲酒対策ではない
便秘 ビオスリーHi錠 承認効能に便秘が含まれる
軟便 ビオスリーHi錠 便通を整える目的で使われる
腹部膨満感 症状の背景で判断 胃の不調か便通の乱れかを確認
栄養補給 エビオス錠 承認効能に栄養補給が含まれる

どちらが強い、どちらが上という単純な関係ではありません。対象としている症状が違うため、目的に合わない方を選ぶと、期待した変化を感じにくい可能性があります。

また、ビオスリーの方が腸に効きそうだから胃もたれにもよい、エビオス錠には食物繊維があるから便秘にも効く、と成分だけで効能を広げて考えるのは避けたいところです。製品を選ぶときは、成分のイメージよりも、パッケージや添付文書に記載された効能を優先しましょう。

腹痛が強い、発熱がある、血便や黒い便が出る、嘔吐を繰り返す、食事や水分を取れない、急に体重が減るといった場合は、市販品だけで様子を見ないでください。感染症や消化器疾患など、別の原因が隠れている可能性があります。

便秘や軟便に向くのはどちら

便秘や軟便を主な悩みとしているなら、承認効能の面ではビオスリーHi錠の方が目的に合っています。ビオスリーは便秘だけでなく軟便にも使えるため、便の状態が安定せず、硬い日とゆるい日を繰り返す人にも選択肢になります。

整腸剤と便秘薬は役割が違う

整腸剤は、刺激性便秘薬のように腸を強く刺激して排便を促す薬とは役割が異なります。ビオスリーは3種類の菌によって腸内環境を整え、便通を正常な状態へ近づけることを目指す製品です。

そのため、飲んだ当日や翌朝に必ず便が出るとは限りません。早い人は短期間で変化を感じる場合もありますが、効果を感じる時期には個人差があります。すぐに変化がないからといって、自己判断で一度に飲む量を増やしてはいけません。

何日も便が出ておらず苦しい、硬い便が出口で詰まっている感覚があるといった場合は、整腸剤だけでは十分に対応できないこともあります。便秘の状態に応じて、酸化マグネシウムなどの便を軟らかくする薬や、ほかの治療が必要になることもあるため、薬剤師や医師へ相談してください。

軟便や下痢では原因の確認も必要

ビオスリーHi錠には軟便の効能がありますが、すべての下痢を自己判断で整腸剤だけで対応してよいわけではありません。食べ慣れないものを食べた後、旅行中、抗菌薬を飲んでいるときなど、下痢の原因はさまざまです。

水のような下痢が何度も続く、高熱がある、血が混じる、強い腹痛がある、家族や周囲にも同じ症状の人がいる場合は、感染性胃腸炎や食中毒の可能性があります。下痢を止めることよりも、脱水を防ぎ、必要な検査や治療を受けることが大切です。

特に乳幼児や高齢者は、下痢や嘔吐によって短時間で脱水が進むことがあります。尿量が減る、口の中が乾く、元気がない、ふらつくといった変化があれば、早めに受診しましょう。

エビオス錠とエビオス整腸薬を混同しない

エビオス錠には食物繊維が含まれ、乾燥酵母が有用菌を増やす方向に働くと説明されています。ただし、通常のエビオス錠の承認効能に便秘や軟便は明記されていません。便秘改善だけを目的に通常のエビオス錠を選ぶのは、少し軸がずれているかなと思います。

一方、同じエビオスブランドには、乾燥酵母に3種類の乳酸菌などを配合したエビオス整腸薬があります。こちらは、整腸、便秘、軟便、腹部膨満感を対象とした別製品です。

商品名にエビオスが入っていても、エビオス錠とエビオス整腸薬では成分、効能、1回量が異なります。購入時は瓶や箱の正面だけでなく、正式な販売名と効能を確認してください。

生活習慣も一緒に見直す

便秘を繰り返す場合は、水分不足、食物繊維の偏り、運動不足、睡眠、ストレス、朝食を抜く習慣、便意を我慢する癖なども確認したいところです。整腸剤を飲んでいても、生活リズムが大きく乱れていると、十分な変化を感じにくいことがあります。

食物繊維も、多く取れば取るほどよいわけではありません。便が硬くて水分が少ない状態で不溶性食物繊維を急に増やすと、かえっておなかが張る人もいます。水分を確保しながら、野菜、果物、海藻、豆類、穀類などを無理のない範囲で取り入れてください。

特に、急に便秘が始まった、以前より便が細くなった、便に血が混じる、便秘と下痢を繰り返す、体重が減っているといった変化は、自己判断で整腸剤を続けずに医療機関へ相談した方が安心です。

ビオスリーHi錠は便通を整える製品ですが、刺激性便秘薬とまったく同じ働きをするわけではありません。早く出したいという目的だけで選ぶのではなく、症状の期間、便の状態、腹痛の有無まで含めて考えることが大切です。

胃もたれや食欲不振の選び方

胃もたれや食欲不振でエビオス錠の使用を考える日本人女性

kokoronote:イメージ画像

胃もたれ、消化不良、食欲不振、食べすぎや飲みすぎの後の不快感が中心なら、エビオス錠の効能と合いやすいです。乾燥酵母が弱った胃腸の働きを助け、酵母由来の栄養成分も補うという位置づけです。

胃の症状と便通の症状を分けて考える

胃もたれは、食後に胃のあたりが重い、食べ物が長く残っているように感じる、少し食べただけで満腹になるといった症状です。便秘による下腹部の張りとは、感じる場所やタイミングが違う場合があります。

食後の胃もたれや食欲不振が中心で、便秘や軟便が目立たないなら、エビオス錠の効能に近いと考えやすいです。一方、食欲はあるものの、便秘や軟便、おなかの張りが続く場合は、ビオスリーHi錠の効能に近いかもしれません。

ただし、胃と腸の症状は同時に起こることもあります。ストレスが強いとき、生活リズムが乱れているとき、感染症の後などは、食欲不振と便通異常が重なることもあります。症状を一つずつ整理して、最も困っているものを基準に考えてみてください。

1回10錠を続けられるかも確認する

エビオス錠は、15歳以上では1回10錠を1日3回飲みます。1日合計30錠なので、初めて見た人は多さに驚くかもしれません。少量で強く作用する成分ではなく、乾燥酵母をまとまった量で摂取する設計のため、この錠数になっています。

錠剤はコーティングされていない素錠で、酵母特有のにおいや味があります。においが苦手な人、錠剤を一度に複数飲むのが難しい人、飲み込む力が低下している人には負担になることがあります。

飲みにくいからといって、自己判断で砕いたり、1日分を一度にまとめて飲んだりするのは避けてください。決められた量を安全に飲めない場合は、別の製品も含めて薬剤師や登録販売者へ相談しましょう。

食欲不振が長引く場合は原因を確認する

食欲不振が長く続いている場合は、単なる胃弱だけとは限りません。睡眠不足、強いストレス、気分の落ち込みなどが影響することもありますが、胃炎、胃潰瘍、逆流性食道炎、感染症、内分泌疾患、服用薬の影響などが関係している可能性もあります。

食事量が落ちて体重が減っている、飲み込みにくい、胸や胃の痛みが強い、吐き気が続く、黒い便が出るといった場合は、エビオス錠を続けながら様子を見るのではなく、受診を優先してください。

また、栄養補給の効能があるからといって、エビオス錠だけで食事に必要なエネルギー、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをすべて補えるわけではありません。食べられるものを少量ずつ取る、水分を確保するなどの工夫も必要です。

寝る前より公式の食後服用を優先する

エビオス錠を寝る前に飲むとよいという口コミを見かけることがありますが、公式の用法は食後です。夕食後に飲んだ時刻が結果として就寝前に近くなることはありますが、寝る直前に飲むこと自体が推奨されているわけではありません。

詳しくは、エビオス錠を寝る前に飲む場合の注意点で、食後と就寝前の違いや飲み忘れたときの考え方を整理しています。

また、食欲や代謝に関する口コミからダイエット目的で検討する人もいますが、エビオス錠に減量、脂肪燃焼、食欲抑制の効能はありません。胃腸の調子が整ったことで食欲が戻る人もいるため、痩せるどころか食事量が増えたと感じる可能性もあります。

体重への影響が気になる場合は、エビオス錠のダイエット効果を検証した記事も参考にしてください。酵母に関する研究と、市販のエビオス錠そのものの効果は分けて考える必要があります。

エビオス錠は食事の代わりになる栄養補助ではありません。食欲不振が続くときは、製品だけで栄養状態を立て直そうとせず、原因を確認することが大切です。

市販品と医療用の違い

エビオス錠とビオスリーを調べると、市販品だけでなく医療用製品も出てきます。特にビオスリーは同じブランド名が使われるため、検索結果だけでは混同しやすいですよね。

市販のビオスリーは指定医薬部外品

市販のビオスリーには、錠剤タイプのビオスリーHi錠と散剤タイプのビオスリーHがあります。いずれも指定医薬部外品で、整腸、便秘、軟便、腹部膨満感を目的に、薬局、ドラッグストア、通販などで購入できます。

ビオスリーHi錠は5歳以上が対象で、15歳以上は1回2錠、5歳以上15歳未満は1回1錠を、1日3回食後に服用します。ビオスリーHは散剤で、生後3か月以上から年齢別の用量で使用できます。

同じ市販品でも錠剤と散剤では、対象年齢や1回量が異なります。子どもに使う場合は、家にある製品を大人の量から計算して与えるのではなく、必ずその製品の表示を確認してください。

医療用ビオスリーは医師の判断で使用する

医療用には、ビオスリー配合散、ビオスリー配合錠、ビオスリー配合OD錠があります。医療用ビオスリーの効能は、腸内菌叢の異常による諸症状の改善です。

配合散1g中にはラクトミン10mg、酪酸菌50mg、糖化菌50mgが含まれます。配合錠と配合OD錠は、1錠中にラクトミン2mg、酪酸菌10mg、糖化菌10mgを含みます。散剤1gと錠剤2錠が、おおむね同程度の生菌数になるよう調製されています。

市販品と医療用には同じ種類の菌が使われていますが、1回量や使用目的を単純に置き換えることはできません。医療用は、患者さんの年齢、症状、治療内容に応じて医師が用量を判断します。

病院で処方されたビオスリーがなくなったからといって、市販品を自己判断で同じ錠数だけ飲むのは避けてください。反対に、市販のビオスリーを使っていることを医師へ伝えず、処方されたビオスリーを追加することもおすすめできません。

医療用乾燥酵母と市販のエビオス錠

エビオスにも医療用の乾燥酵母製剤があります。医療用乾燥酵母エビオスは、ビタミンB群やたんぱく質の需要が増え、食事からの摂取が不十分な場合の補給を目的とする医療用医薬品です。

市販のエビオス錠は、胃もたれや消化不良、食欲不振など幅広い効能を持つ指定医薬部外品です。原料として乾燥酵母を使っていても、医療用と市販品では効能、剤形、用法・用量の示され方が異なります。

病院でもらった乾燥酵母を、市販のエビオス錠と同じ感覚で増減したり、両方を重ねて使用したりしないでください。

製品 区分 主な目的 使い方の決まり方
エビオス錠 指定医薬部外品 胃腸の不調・栄養補給 添付文書の年齢別用量
エビオス整腸薬 指定医薬部外品 整腸・便秘・軟便 添付文書の年齢別用量
ビオスリーHi錠・H 指定医薬部外品 整腸・便秘・軟便 添付文書の年齢別用量
医療用ビオスリー 医療用医薬品 腸内菌叢異常による症状の改善 医師が状態に応じて判断
医療用乾燥酵母 医療用医薬品 栄養成分の補給 医師が状態に応じて判断

価格だけで選ばない

市販品の価格は、容量、販売店、購入時期、セールの有無などによって変わります。大容量ほど1日当たりの費用が低く見える場合もありますが、初めて使うなら飲みやすさや体調との相性も大切です。

エビオス錠は1日の錠数が多いため、容量が大きくても意外に早く減ります。一方、においや錠数が合わず、途中で飲まなくなる可能性もあります。初回から価格だけを見て最大容量を選ぶより、継続できそうかを考えた方がよいかもしれません。

ビオスリーも包装によって希望小売価格や1日当たりの費用が異なります。価格や包装は変更される可能性があるため、あくまで購入時点の目安として確認してください。

ビオスリーという名前を見たときは、市販のHi錠やHなのか、病院で処方される配合錠や配合散なのかを最初に確認しましょう。同じ菌種が含まれていても、自己判断で量を置き換えることはできません。

エビオス錠とビオスリーの選び方

目的に合う製品が見えてきたら、次は併用、用法・用量、副作用、年齢などを確認します。市販品でも、治療中の病気や服用薬がある人は自己判断を避けた方が安心ですよ。効果だけでなく、安全に続けられるかという視点も大切です。

一緒に飲めるかと併用の注意

エビオス錠とビオスリーの併用や飲み合わせを薬剤師に相談する様子

kokoronote:イメージ画像

エビオス錠とビオスリーHi錠について、公式資料上で明確な併用禁忌は示されていません。そのため、成分だけを見れば一緒に飲めるケースはあると考えられます。ただし、併用できる可能性があることと、併用する必要があることは別です。

症状が重なると効果を判断しにくい

エビオス錠は胃腸と栄養補給、ビオスリーは整腸と便通という違いがあるため、胃もたれと便通異常が同時にある人は両方を検討したくなるかもしれません。

しかし、腹部膨満感のように効能が重なる部分もあります。2製品を同時に始めると、症状が改善してもどちらが役立ったのか分かりにくくなります。反対に、おなかの張りが強くなった場合も、どちらが合わなかったのか判断しにくくなります。

自己判断で使う場合は、最も困っている症状に合う方を選び、体調の変化を確認する考え方が分かりやすいでしょう。複数の症状が続いている場合は、製品を増やすより原因を確認した方が安心です。

薬やサプリメントとの飲み合わせ

エビオス錠は、ほかの薬やサプリメントとの飲み合わせについて、治療中または医薬品を服用中の人は、医師または薬剤師へ相談するよう案内されています。

ビオスリーHi錠も、基本的に飲み合わせは問題ないと考えられている製品ですが、病院で処方された薬を飲んでいる場合は、主治医への相談が勧められています。併用禁忌が設定されていないことだけを根拠に、どの薬とでも安全に飲めると断定することはできません。

特に、複数の医療機関から薬を処方されている人、抗菌薬を服用している人、免疫機能に関わる治療を受けている人、慢性疾患で通院中の人は、製品名と服用量を伝えて確認してください。

市販薬だけでなく、乳酸菌サプリ、酵母サプリ、食物繊維サプリ、マルチビタミンなども一緒に伝えましょう。同じような成分を含む製品を複数使っていると、摂取量や体調変化を把握しにくくなります。

抗菌薬とビオスリーを使う場合

医療現場では、抗菌薬を服用するときに整腸剤が処方されることがあります。抗菌薬は感染症の原因菌だけでなく、腸内細菌にも影響を与え、下痢などの消化器症状につながることがあるためです。

ただし、抗菌薬の種類や症状によって適切な整腸剤は異なります。ビオスリーが抗菌薬と一緒に使われることがあるからといって、処方された抗菌薬に市販のビオスリーを自己判断で追加してよいとは限りません。

抗菌薬を飲み始めて下痢が起きた場合は、薬を勝手に中止せず、処方した医師や薬剤師へ相談してください。激しい下痢、発熱、血便などがある場合は、早めの受診が必要です。

プリン体を制限している人は注意

エビオス錠には、15歳以上の1日量30錠当たり、およそ113.3mgのプリン体が含まれます。これは乾燥酵母に含まれるRNAやDNAなどに由来するものです。

尿酸値が高い人が全員服用できないという意味ではありませんが、痛風の治療中の人、医師からプリン体の摂取量を制限されている人は、自己判断で始めない方が安心です。普段の食事や飲酒量、腎機能、服用薬などによっても判断が変わります。

エビオス錠を栄養補給目的で長く飲みたい場合も、健康診断で尿酸値を指摘されているなら、事前にかかりつけ医へ相談してください。

両方を飲むために、それぞれの用量を勝手に半分にしたり、飲む回数を変えたりしないでください。併用の必要性を含め、最終的な判断は専門家にご相談ください。

用法用量と飲むタイミング

市販のエビオス錠とビオスリーHi錠は、どちらも食後に服用します。寝る前や空腹時に独自のタイミングで飲むより、添付文書に書かれた用法・用量を守ることが基本です。

年齢 エビオス錠 ビオスリーHi錠
15歳以上 1回10錠・1日3回・食後 1回2錠・1日3回・食後
11歳以上15歳未満 1回8錠・1日3回・食後 1回1錠・1日3回・食後
7歳以上11歳未満 1回5錠・1日3回・食後 1回1錠・1日3回・食後
5歳以上7歳未満 1回3錠・1日3回・食後 1回1錠・1日3回・食後
5歳未満 服用しない 服用しない

食後の決められた量を守る

エビオス錠は、水またはぬるま湯で服用します。ビオスリーHi錠も、食後に水で飲むのが基本です。ヨーグルトなどと一緒に摂取すること自体は可能と案内されていますが、飲食物に混ぜた場合の影響までは確認されていないため、水で飲む方が分かりやすいでしょう。

食後とは、一般的には食事を終えてからあまり時間がたっていない時点を指します。ただし、何分以内なら絶対に正しく、それを過ぎたら無効になるという単純なものではありません。まずは毎食後の生活動作と組み合わせ、忘れにくい習慣をつくることが大切です。

エビオス錠は錠数が多いため、一気に口へ入れると飲み込みにくいことがあります。無理にまとめて飲み込まず、水分を取りながら安全に服用してください。飲み込む力に不安がある人は、服用前に医師や薬剤師へ相談しましょう。

飲み忘れても2回分をまとめない

飲み忘れたからといって、次の回に2回分をまとめて飲むのは避けてください。多く飲めば早く効くとは限らず、胃腸への負担や体調変化につながる可能性があります。

飲み忘れた場合の細かな対応は、気づいた時刻や次の服用時間によって変わります。パッケージや添付文書を確認し、判断に迷う場合は薬剤師や登録販売者へ相談してください。

毎回忘れてしまう場合は、食卓の見える場所に置く、食後の歯磨きと組み合わせる、スマートフォンで通知を設定するといった方法もあります。ただし、子どもが手に取れる場所や、高温多湿になる場所には置かないでください。

1か月をひとつの確認時期にする

両製品とも、1か月ほど服用しても症状の改善が見られない場合は、服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者へ相談することが案内されています。

1か月という期間は、必ず1か月間飲み続けなければならないという意味ではありません。症状が悪化した場合や、強い痛み、発熱、嘔吐、血便などが現れた場合は、1か月を待たずに相談してください。

反対に、体調がよいからといって、目的を確認せず何年も漫然と続けるのもおすすめできません。定期的に、何のために飲んでいるのか、症状は改善しているか、生活習慣で変えられる点はないかを見直しましょう。

体調記録をつけると判断しやすい

エビオス錠やビオスリーを始めるときは、服用した時間、食事内容、便の回数や硬さ、胃もたれ、おなかの張りなどを簡単に記録しておくと役立ちます。

便の状態は、硬い、普通、軟らかいといった簡単な記録でも構いません。食欲や腹痛を0から10の数字で記録する方法も分かりやすいですよ。

記録があると、改善しているのか、日によって変化しているだけなのかを確認しやすくなります。医師や薬剤師へ相談するときにも、具体的な情報として伝えられます。

ビオスリーHi錠の最新の効能、成分、対象年齢、包装などは、メーカーの一次情報で確認できます。(出典:アリナミン製薬「ビオスリー製品情報」)

副作用や禁忌の注意点

市販のエビオス錠とビオスリーHi錠は、添付文書上で副作用の種類や頻度が細かく列挙されている製品ではありません。また、明確な禁忌も多くありません。ただし、記載が少ないからといって、誰にでも必ず安全という意味ではない点に注意してください。

副作用の記載が少ないことと安全性は別

指定医薬部外品は、一般用医薬品と比べて作用が比較的穏やかな製品として扱われます。しかし、体質、持病、併用薬、年齢などによっては、体調に合わない可能性があります。

服用後に腹痛、下痢、吐き気、発疹、かゆみなど、それまでなかった変化が出た場合は、いったん服用を中止してください。これらが各製品に特有の副作用として確立されているという意味ではありませんが、服用後の新しい症状は見過ごさないことが大切です。

呼吸が苦しい、顔や唇が腫れる、全身にじんましんが出る、意識がぼんやりするといった症状がある場合は、重いアレルギー反応の可能性もあるため、速やかに医療機関へ相談してください。

乳糖などの添加物も確認する

エビオス錠には、添加物として乳糖水和物、リン酸水素カルシウム、無水ケイ酸、硬化油が含まれます。ビオスリーHi錠にも、乳糖水和物、デンプン、セルロースなどの添加物が含まれています。

牛乳アレルギーは主に乳たんぱく質への反応であり、乳糖不耐症は乳糖を分解しにくいことで腹痛や下痢などが起こる状態です。両者は同じではありません。

ただし、非常に感受性が高い人や、乳糖を摂取すると強い腹部症状が出る人は、成分表示を確認したうえで医療機関や薬剤師へ相談した方が安心です。

PTPシートの誤飲に注意する

ビオスリーHi錠の42錠包装など、PTPシートに入った製品を使う場合は、必ず錠剤をシートから取り出して飲みます。PTPシートのまま誤って飲み込むと、鋭い角が食道粘膜に刺さり、傷、穿孔、縦隔炎などの重い事故につながる可能性があります。

これは薬の成分による副作用ではなく、包装の誤飲による事故です。特に、高齢者、視力が低下している人、手指の動かしにくい人、認知機能に不安がある人では注意してください。

家族が薬を管理している場合は、服用直前に錠剤だけを取り出して渡す方法もあります。ただし、長期間むき出しの状態で保管すると、湿気や汚染の影響を受ける可能性があるため、保管方法は薬剤師へ確認してください。

脱水や緊急性のある症状を見逃さない

下痢や嘔吐があるときは、脱水にも気をつけてください。水分を取れない、尿が極端に少ない、口が強く乾く、立つとふらつく、意識がぼんやりするといった場合は、整腸剤で様子を見ずに受診が必要です。

乳幼児や高齢者は脱水が進みやすく、本人が症状をうまく説明できない場合もあります。顔色、尿の回数、元気の有無、食事や水分の量を周囲が確認しましょう。

また、便が黒くタール状になっている場合は、胃や十二指腸などからの出血が疑われることがあります。鉄剤や食べ物で便が黒くなる場合もありますが、自己判断せず相談してください。

強い腹痛、血便、黒色便、高熱、繰り返す嘔吐、意識の変化、急激な体重減少がある場合は、市販品の比較より受診を優先してください。

妊娠中や授乳中の使い方

エビオス錠は、妊産婦や授乳婦の栄養補給が承認効能に含まれています。そのため、妊娠中や授乳中の栄養補給を目的として選択肢になる製品です。ただし、妊娠中の吐き気や食欲不振が強い場合、エビオス錠だけで対処しようとしないでください。

妊娠中の食欲不振とつわり

妊娠初期には、つわりによって吐き気、食欲不振、においへの過敏さなどが起こることがあります。エビオス錠は妊産婦の栄養補給を効能に含みますが、1回10錠という錠数や酵母特有のにおいが負担になる可能性があります。

無理に飲み込むことで吐き気が強くなるなら、続ける必要はありません。食事や水分をほとんど取れない、何度も嘔吐する、体重が大きく減る、尿量が少ないといった場合は、妊娠悪阻の可能性もあるため産婦人科へ相談してください。

妊娠中は葉酸や鉄などのサプリメントを利用している人も多いですよね。エビオス錠にも酵母由来の栄養成分が含まれますが、妊娠中に推奨される栄養素を必要量すべて補えるわけではありません。医師から指示されたサプリメントを、自己判断でエビオス錠に置き換えないでください。

妊娠中の便秘とビオスリー

ビオスリーHi錠については、メーカー公式Q&Aで妊娠中・授乳中に服用できると案内されています。ただ、妊娠中の便秘は、ホルモンの変化、運動量の低下、子宮による腸の圧迫、鉄剤の服用など、複数の要因が関係します。

整腸剤だけで十分に改善しない場合は、妊娠中でも使用できる便秘薬を医師が選ぶことがあります。自己判断で市販の下剤を追加するのではなく、健診時に便の回数や硬さ、おなかの痛みを伝えてください。

妊娠中の腹痛や出血は、一般的な便秘や胃腸症状と区別しにくいことがあります。痛みが強い、規則的に繰り返す、出血や破水のような症状がある場合は、整腸剤で様子を見ず産婦人科へ連絡しましょう。

授乳中も母体の状態を優先する

授乳中は、母乳の分泌に伴って水分やエネルギーが必要になります。便秘や食欲不振があるときは、薬だけでなく、水分、食事、睡眠の確保も大切です。

赤ちゃんのお世話で自分の食事が後回しになり、食後に薬を飲むタイミングが不規則になることもありますよね。それでも、1日分を一度にまとめて飲むのは避けてください。

母体の下痢や嘔吐が続き、水分を取れない場合は、授乳への影響だけでなく母体の脱水が心配です。家族や周囲にも協力を求め、早めに医療機関へ相談してください。

妊娠中・授乳中に使えるとされる製品でも、あなたの妊娠経過、持病、処方薬まで含めて安全性が保証されるわけではありません。産婦人科や薬剤師へ、製品名を伝えて確認すると安心です。

子どもや高齢者でも使えるか

エビオス錠とビオスリーHi錠は、どちらも5歳以上から服用できます。ただし、子どもは年齢によって1回量が異なるため、大人と同じ量を与えてはいけません。保護者の指導監督のもとで、用法・用量を厳守してください。

子どもは年齢と剤形を確認する

エビオス錠は、5歳以上7歳未満が1回3錠、7歳以上11歳未満が1回5錠、11歳以上15歳未満が1回8錠です。いずれも1日3回、食後に服用します。5歳未満には、錠剤をのどに詰まらせるおそれがあるため服用させません。

ビオスリーHi錠は、5歳以上15歳未満が1回1錠、1日3回食後です。ビオスリーHは散剤で、生後3か月以上から年齢別の量で使えると案内されています。

錠剤を飲める年齢であっても、飲み込みが苦手な子どもはいます。口の中に錠剤をため込む、むせる、嫌がって泣くといった場合は、無理に飲ませないでください。散剤を含めた別の選択肢を薬剤師へ相談しましょう。

乳幼児の下痢は早めに相談する

乳幼児は体内の水分量が変化しやすく、下痢や嘔吐によって脱水が進みやすいです。ビオスリーHが生後3か月から使えるとしても、すべての下痢を家庭だけで判断できるわけではありません。

おしっこの回数が少ない、涙が出ない、唇が乾く、元気がない、眠りがち、ミルクや水分を飲めないといった場合は、早めに小児科へ相談してください。

血便、高熱、繰り返す嘔吐、激しい腹痛、けいれんなどがある場合は、緊急性を考える必要があります。整腸剤を飲ませた後も症状が強い場合は、効果が出るのを待たずに受診してください。

高齢者は嚥下機能と併用薬を確認する

高齢者も両製品を使えるとされていますが、確認したいのは飲み込む力と併用薬です。エビオス錠は1回10錠なので、嚥下機能が低下している人には負担になる可能性があります。

複数の錠剤を一度に口へ入れると、むせ込みや誤嚥につながることがあります。以前より食事中にむせることが増えた、声がかすれる、錠剤がのどに残る感じがするといった場合は、服用方法を医師や薬剤師へ相談してください。

ビオスリーHi錠もPTPシートから確実に取り出し、錠剤だけを服用します。認知機能や視力に不安がある場合は、家族や介護者が確認することも大切です。

便秘や食欲不振の原因が薬の場合もある

高齢者では、便秘や食欲不振の原因として、活動量の低下、水分不足、歯や入れ歯の問題、飲み込みにくさ、基礎疾患などが関係することがあります。

また、痛み止め、鉄剤、抗コリン作用を持つ薬、一部の睡眠薬や精神科薬など、服用薬が便秘や口の渇き、食欲の変化に関係することもあります。市販品を追加する前に、処方薬を含めた服薬全体を確認してもらうと安心です。

ただし、便秘や食欲不振があるからといって、処方薬を自己判断で中止してはいけません。薬の変更や減量は、処方した医師の判断が必要です。

子どもや高齢者では、製品を飲める年齢かどうかだけでなく、症状の原因、脱水の有無、錠剤を安全に飲み込めるかまで確認しましょう。

【エビオス錠とビオスリー】のまとめ

エビオス錠とビオスリーは、どちらもおなかに関係する製品ですが、役割は同じではありません。エビオス錠は乾燥酵母を主成分とし、胃もたれ、消化不良、食欲不振、栄養補給などが中心です。

ビオスリーHi錠は、酪酸菌、乳酸菌、糖化菌という3種類の活性菌を含み、整腸、便秘、軟便、腹部膨満感を目的に使われます。

症状を基準に選ぶ

胃の弱りや栄養補給を重視するならエビオス錠、便通の乱れを整えたいならビオスリーという分け方が、最も分かりやすいかなと思います。

ただし、おなかの張りのように両方の効能に関わる症状は、どこが張るのか、食後に悪化するのか、便秘や軟便を伴うのかといった背景を考えて選ぶ必要があります。

エビオス錠に食物繊維が含まれるから便秘に使う、ビオスリーが腸に働くから胃もたれにも使う、というように成分だけから効能を広げて判断しないことが大切です。

市販品と医療用を混同しない

ビオスリーには、市販のビオスリーHi錠とビオスリーHに加え、医療用の配合散、配合錠、配合OD錠があります。同じ菌種が含まれていても、市販品と医療用では用量や使い方が異なります。

エビオスにも、市販のエビオス錠、別製品のエビオス整腸薬、医療用乾燥酵母があります。商品名が似ていても、同じ効能ではありません。購入時や服用時は、正式な製品名を確認してください。

併用よりも必要性を確認する

エビオス錠とビオスリーについて明確な併用禁止は確認されていませんが、両方を飲めば効果が強くなるとは限りません。

2製品を同時に始めると、効果や体調変化の原因を判断しにくくなります。まずは最も困っている症状に合う製品を考え、症状が複数ある場合や長引いている場合は、医師、薬剤師、登録販売者へ相談してください。

治療中の病気がある人、処方薬や複数のサプリメントを使っている人、妊娠中・授乳中の人、プリン体を制限している人は、事前に確認することが大切です。

  • 胃もたれや食欲不振はエビオス錠の効能を確認する
  • 便秘や軟便はビオスリーHi錠の効能に含まれる
  • 市販品はどちらも食後に用法・用量を守って飲む
  • 市販品と医療用を自己判断で同じ量に置き換えない
  • 約1か月で改善しない場合や症状が強い場合は相談する

製品の成分、包装、用法、注意事項は変更される可能性があります。購入時は手元のパッケージや添付文書を確認し、正確な情報は公式サイトをご確認ください。

この記事は、エビオス錠とビオスリーを選ぶための一般的な情報を整理したものであり、診断や治療の代わりではありません。腹痛、便通異常、食欲不振などが続く場合や、安全性に不安がある場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。

タイトルとURLをコピーしました